株式投資をしていると「配当利回り」って良く聞くけど、どうやって計算するの?
って思われる方も多いかもしれません。
今日は配当利回りの計算方法について書いていきたいと思います。
また配当金投資をしていると良く聞く「配当性向」についても解説していきたいと思います。
配当利回りの計算方法
配当利回りは、株価に対してどれくらい配当金が出るかを表す指標です。
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金÷株価×100
仮に1株1000円の会社が、年間50円の配当を出すとしたら配当利回りは
50円(年間配当金)÷1000(株価)×100=5%
ととなります。
この数字が高ければ高いほど投資金額が少なくても配当が多くもらえる事になります。
日本の会社の配当利回りの平均は東証1部で2.6%、東証2部で1.6%です。
「じゃあ、配当利回りランキング上位の会社の株だけ買えばいいじゃん!」
と思うかもしれませんが、そんな簡単にいったらみんな投資しますよね?
身長が高ければイケメンで優しいか?そんなことはないですよね?中身も大事!(話がそれました・・・)
配当利回りが高いだけで買っちゃダメ!
配当利回りが高い会社の特徴にはこんなものがあります!
・成熟企業が多く今後の大きな成長が見込めない→株価が上昇する理由がない
・株価が大きく下がっていると配当利回りが大きく見える→株価が下がる理由があった
・株価下落を恐れるあまり高配当を維持している→財務が健全とはいえない
このように高配当銘柄の中にはワケありな銘柄も含まれているので注意しなければなりません。
今は配当利回りが高くても、これから減配や無配に転落したりさらなる株価下落に巻き込まれてはいくら配当をもらっても損の方が大きくなって元本割れなんてことも起きてしまいます。
そのためにはROEやBPS、PERやPBRといった指標が大切になってきますが、それに関してはまた書きたいと思います。
配当性向って?
いとうせいこうの親戚?違います。(笑)
配当性向は、企業が稼いだ利益のうち何%を株主に「配当金」として分配するかを示す指標です。
ちょっと難しいですが計算式も載せときます。
配当性向(%)=年間配当金総額÷当期純利益×100
配当性向(%)=1株当たりの年間配当金÷1株当たりの純利益(EPS)×100
この数字が高い方が、株主に利益を還元しているとも言えます。
しかしこれも高い方がいいというわけではありません!
これから人を増やして設備投資して会社を大きくしようとしている会社は配当は少ないかゼロです。
また配当性向が高すぎても、設備投資先を持たず成長意欲がない会社か、利益が出てないのに配当金で株主をつなぎとめている可能性が高いのです。
成熟企業の平均的な配当性向は20~30%です。
このあたりを意識して見てみるといいかもしれません。
まとめ
今回は高配当株投資に欠かせない配当利回りについて書いてきました。
なんでもそうですが、ただ高ければいいってもんじゃない!表面的な高利回りに騙されないように、いっしょに知識をつけていきましょう!
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